地域貢献

緊急治山事業施工地区から御礼状 /災害への備えと意識向上に貢献 /松尾建設㈱

2020年01月16日(木)

地域貢献

地域貢献

▲山口氏(左)と梁井区長。御礼状と資料を手に記念撮影

▲完了間近の施工現場

▲丸林地区から御礼状

 松尾建設㈱(本店・佐賀市、松尾哲吾代表取締役社長)は12日、渓間工を施工中の基山町丸林地区から御礼状を贈呈された。丁寧な工事概要の解説や防災グッズの寄贈など、地域の災害への備えと防災意識の向上に貢献した同社の活動に、住民らが感謝の意を表した。


  丸林地区は2018年7月豪雨で家屋が土砂で流されるなど甚大な被害を受けた。同社は19年11月から同地区で緊急治山事業工事に取り組んできた。3月の工事完了を前に「将来を担う子どもたちに正しい知識を身につけて、防災への意識を高めてほしい」との思いから、子ども向けの防災教室を企画。治山工の現場見学や土のう積み体験などの準備を進めてきた。しかし予定していた9日が雪による悪天候だったため、参加者の安全を考慮して開催を断念した。


  そこで現場を担当する同社の山口安希夫氏は「工事の内容を知ってもらうことで、地域の皆さんに少しでも安心してほしい」と考え、渓間工の仕組みと重要性を分かりやすく解説した資料や、土のうのつくり方と使用法をまとめた手引きを作成。防災グッズ・防災ハンドブックとともに丸林地区に寄贈した。


  地区を代表して梁井正義区長は12日、同社に御礼状を贈呈。受け取った山口氏は「最後まで当社の技術力を最大限に生かして、安全第一に努めていきます」と応え、工事完了に向けて、ますますの尽力を誓った。


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