多久市平野地区 棚田ボランティアで草刈り /西日本総合コンサルタント㈱
2020年10月29日(木)
地域貢献
地域貢献
西日本総合コンサルタント㈱(佐賀市久保泉町、福島裕充代表取締役)は18日、「ひらの棚田米」で有名な平野棚田(多久市)において、棚田ボランティアを行い、農業用ため池や農道などの草刈り作業を実施した。
同社は1971年創業の総合建設コンサルタントの会社で、佐賀労働局の「くるみんマーク認定」、県の「女性活躍推進部門・県さいこう賞の県知事表彰」など、ワークライフバランスの推進に取り組んでいる。また、地域社会貢献活動の一環として、毎月1回、社屋周辺の県道や市道、工場団地駐車場のゴミ拾い清掃活動を行い、年2回、河川草刈り清掃活動や棚田ボランティアを実施している。
棚田ボランティア活動については、2020年度から22年度までの3年間、平野地区と草刈作業(年2回)の棚田ボランティア協定を締結している。今回は、内野政則取締役をはじめ、社員12人の参加で今年2回目の作業実施となった。
平野地区は約190㍍の標高に位置し、農業従事者10人によって棚田約170枚(約7・7㌶)で稲作が行われ、「ひらの棚田米」として多久市の直売所「幡船の里」などで販売されている。同地区でも高齢化や離農などで耕作放棄地が増加しており、棚田やため池、農道などの維持保全が課題となっている。平野棚田では9月中旬に棚田米(夢しずく)の収穫が終わっていた。
今回はため池堤塘(2カ所)の草刈作業がメインで、傾斜で足場が不安定な所もあり、十分に注意しながら草刈作業を行った。また、農道両側の草刈やイノシシ防護柵のカズラ撤去なども行った。天気も良く、参加者からは「気持ちがいい」「最高」といった声が聞かれた。作業終了後、平野棚田米保存協議会の小園敏則会長らから、参加者にお礼の言葉をいただいた。
本年度のボランティア活動は終了し、次は来年6月に実施する予定。