嬉野で不法投棄ごみ撤去 /生活ごみなど約740㌔ /県産業資源循環協会青年部
2020年10月29日(木)
地域貢献
地域貢献
一般社団法人佐賀県産業資源循環協会青年部(清瀬康貴部会長)は27日、不法投棄廃棄物一斉清掃ボランティアを嬉野市塩田町塩吹地区の市道塩吹中通線沿いで行った。同青年部が不法投棄撲滅を目指して取り組んでいるCSR2プロジェクトの一環で、2001年から県内各地で毎年実施している。
嬉野市役所塩田庁舎で開かれた出発式では、清瀬部会長が「本日は塩田町の山の中で不法投棄を片付ける。諸先輩が積み上げてくれた実績もあり、この活動が環境大臣賞を受賞した。安全第一で怪我のないように作業してほしい」とあいさつ。
嬉野市の村上大祐市長は「我々も目を光らせているが、特に市境の山の方で不法投棄が散見される。皆さんの活動により、今後の不法投棄が減ることを期待している」と述べた。
この日の活動には、青年部会員ら23人が参加したほか、県循環型社会推進課、嬉野市の職員も加わった。市道沿いの斜面の下に捨てられた生活ごみや事業系ごみを撤去。家電、腐敗した家具、車のタイヤ、缶、ビン、ペットボトル、陶磁器くずなどの廃棄物を5㌧車1台、2㌧車2台を使って回収。ごみの総重量は約740㌔となった。
この活動は19年に佐賀県から「佐賀県政功労者知事賞」、20年に環境大臣から「地域環境保全功労者賞」をそれぞれ受賞している。