佐賀市に除菌給水器寄贈 /環境への取組みに意欲 /小城重機建設㈱
2020年05月28日(木)
地域貢献
地域貢献
小城重機建設㈱(佐賀市、北川弘樹代表取締役)は25日、感染症への対策予防として佐賀市役所に除菌電解水給水器を寄贈した。秀島敏行市長は感謝とともに「職員の安全に役立てたい」と話し、給湯室への設置を決めた。
同社は4月から環境機器の販売やレンタルを手掛ける環境事業部を新設した。寄贈した給水器は取り扱い製品のひとつで、塩を加えた水を電気分解して、酸性電解水(次亜塩素酸水)を生成する装置。高い除菌、消臭効果があり、安全で人体や環境への影響も少ないと言われる。
市役所での贈呈式で北川代表取締役は「洗剤や薬剤を使わなくても衛生的に洗浄できる機器を取り扱うことで環境への負荷を減らすことを考えた。職員の皆さんの安心安全につながればうれしい」と語り、給水器一式を秀島市長に手渡した。
秀島市長は同社のこれまでの市内土木工事への取り組みなどに触れ、今回の寄贈と併せてお礼を述べ、感謝状を贈った。また、取り付けが簡単な給水器の利便性や性能に感心し、災害時の避難所への設置にも興味を示した。
給水器は市役所の給湯室に設置され、職員の衛生的な業務活動に貢献することになった。
北川代表取締役は「これまでに同型の給水器を県内の事業所や飲食店、工事現場事務所などに取り付けた。今後は保育所や老人ホーム、食品工場などにも提案していきたい」と新しい環境への取り組みに意欲をみせた。