㈱下村建設 /「がんばろう!北方」 /支援活動を継続中
2019年12月21日(土)
地域貢献
地域貢献
㈱下村建設(小城市、下村敏明代表取締役)は、8月豪雨で被災した武雄市北方町への支援活動を継続している。災害時の保存食と水の提供をはじめ、工事現場用ののぼりを同町の企業に発注するなど、地域貢献を心がけている。18日には応援の思いを込めて同町高野地区に「がんばろう!北方」とプリントしたタオルを贈った。一連の支援活動は、北方町に架かる歩道橋の補修工事が決まっていたことと、同町在住の社員が多いことがきっかけだった。
8月豪雨で北方町が大規模に冠水した際に、同社現場代理人の田島和也氏が多久市の現場事務所に備蓄していた非常用食料約40食分と水を無償提供した。歩道橋補修工事の着工に先立っては、現場周辺に立てるのぼりを同町の企業に発注した。
補修工事の監理技術者である江川展弘氏は「私の地元ということもあり、工事のほかにも役に立つことができてうれしい」とコメントした。
田島氏と江川氏は18日、工事への理解と協力に感謝を込めてタオルを高野地区に贈呈した。「がんばろう!北方」と書かれたタオルを受け取った吉永和彦区長は「支援を続けてもらってありがたい。離れたまちの企業がこんなことをしてくれたのは初めてで、とても感心しています。地区の皆で大切に使わせてもらいます」と感謝を述べた。
のぼりやタオルを製作した「VISUAL―ARTS―K」は災害時に膝上まで浸水して備品や在庫などに被害が出た。製作に携わったスタッフは「よその地域の方が北方町を思ってくれているのが分かって心強く思います」と語った。