小城市の江里山地区 /棚田ボランティアで草刈り /西日本総合コンサルタント㈱
2019年10月29日(火)
地域貢献
地域貢献
西日本総合コンサルタント㈱(佐賀市久保泉町、福島裕充代表取締役)は19日、彼岸花で有名な佐賀県遺産の江里山の棚田(小城市)において、棚田ボランティアを行い、耕作放棄された圃場などの草刈り作業を実施した。
同社は1971年創業の総合建設コンサルタントの会社で、地域社会貢献活動の一環として、毎月1回、社屋周辺の県道や市道、工場団地駐車場のゴミ拾い清掃活動をはじめ、年2回、河川草刈り清掃活動や棚田ボランティアを実施している。
佐賀県農山漁村課の呼びかけで、2017年度から江里山地区と「棚田ボランティアに関する協定書」を締結し、年2回の棚田ボランティア草刈り作業を計画。当初9月の彼岸花祭りの前に草刈りを予定していたが、台風15号の来襲で延期した。
今回、大串正専務取締役をはじめ14人の参加で今年2回目の作業実施となった。契約期間が3カ年のため、計6回、社員延べ90人が棚田ボランティアに参加した。
江里山地区は、約230㍍の標高に位置し、以前は40数戸あった民家が、現在は20戸に減少している。高齢化、離農などで年々耕作放棄地が増加し、棚田の維持が課題となっている。静かな山間地で、空気がおいしく感じられ参加者からは「心がいやされる」といった言葉が聞かれた。
今回も江里口正美区長をはじめ、地区役員と一緒に、耕作が行われていない約20枚の田圃の草刈り作業、イノシシ防護柵のカズラ撤去などを行った。
公民館での昼食時に江里口区長から3カ年のボランティア活動に対し御礼のあいさつがあり、参加した全社員からボランティア活動の喜びや、人との関りなどの感想が伝えられ、地元役員との意見交換も活発に行われた。