植樹林で育樹・美化活動 /「成長を見てほしい」 /さがの樹エコトープSATOMORI
2019年08月01日(木)
地域貢献
地域貢献
自然環境に関する技術支援事業を行う「NPO法人さがの樹エコトープSATOMORI」(田中和生代表理事)は7月27日、白石町新明地区でボランティア活動を実施した。堤防沿いの雑木林の周辺250㍍を、約15人で除草などしていった。
雑木林は、佐賀県の「緑の県土づくり方針」に基づき、地域住民や学生、地元企業、有志の個人や団体が2007年から7年かけて植えたもの。昔から県内に自生している広葉樹など「さがの樹」約3700本を1・6㌔にわたって植樹。朝日テクノ㈱も12年、13年に協力した。
順調に成長して10年後、20年後に立派な海岸林になれば、干拓地の景観形成、自然環境や生態系の保全、台風での塩害防止などさまざまな役割を果たすと期待されている。
同法人は毎月第4土曜日に、「育樹プラス美化」を目的にボランティア活動を続けている。 当日は約250㍍の範囲を除草した。また、海の美化活動「ブルーサンタ運動」に賛同し、ゴミ拾いもさらに力を入れて取り組んだ。
田中代表理事は「毎月一度、ここで活動していますので、まずは気軽に見に来てほしい。とくに植樹に協力した人は、自分の植えたさがの樹の赤ちゃんが成長している様子をぜひ見てください」と語った。
道沿いには、植樹活動参加者全員の記念写真などが掲げられていて、そのまわりも丁寧に草を刈っていった。