棚田ボランティア活動 /富士町苣木で草刈り /佐賀県農業土木振興会
2019年06月29日(土)
地域貢献
地域貢献
佐賀県の農業土木職員OBでつくる「佐賀県農業土木振興会」(原憲義会長)は21日、佐賀市富士町苣木(ちあのき)の耕作放棄地などで棚田ボランティアの草刈り作業を実施した。原会長をはじめ、会員12人が参加した。
同会は建設コンサルタントの技術向上、情報交換、地域貢献、事業の発展などに寄与することを目的として2011年5月に発足。現在は、県の農業土木OBで県内の建設コンサルタント会社に勤務する20人で組織されている。19年度も、棚田ボランティア活動(佐賀市富士町苣木地区)を年2回計画しており、今回が1回目の実施となった。
現場は中山間地域の農業、生活の利便性を向上させるために実施された県営農免農道苣木地区(1988~95年度事業実施)の近くにあり、今回も農道建設記念碑の前で参加者の集合写真を撮影した。
その後、参加者は耕作放棄地や道路法面などのカヤ、雑草が生い茂っているところの草刈り作業を実施。草刈り機を使用し、雑草や樹木に巻き付いたカズラを刈り取り、手際良く清掃を行った。苣木地区の水田浩治会長は「今年は梅雨入りが遅く、代掻きや田植えが出来ず困っている」と話した。
草刈り終了後、参加者は昨年7月の集中豪雨で被災した広域農道佐賀北部地区の農道崩壊現場を視察した。
次回の棚田ボランティア活動は9月中旬に実施する予定。