地域貢献

小城市江里山地区 /棚田ボランティアで草刈 /西日本総合コンサルタント㈱

2019年06月20日(木)

地域貢献

地域貢献

▲耕作されていない棚田の草刈り作業

▲棚田ボランティア活動に参加した皆さん

 西日本総合コンサルタント㈱(佐賀市久保泉町、福島裕充代表取締役)は15日、佐賀県遺産である小城市の「江里山の棚田」で、棚田ボランティアとして耕作放棄された圃場の草刈り作業を実施した。


  同社は1971年創業の総合建設コンサルタント会社で、地域活動の一環として毎月1回、社屋周辺の県道および市道、工場団地駐車場などのゴミ拾いや清掃活動、年2回の河川の草刈りおよび清掃活動を実施している。


  一昨年3月、県農山漁村課の呼びかけで江里山地区と棚田ボランティアに関する協定を締結したため、年2回の棚田ボランティアとして草刈り作業を計画。今回、内野政則常務取締役をはじめ、社員15人の参加で今年1回目の作業実施となった。


  江里山地区は約230㍍の標高に位置し、以前は40戸あった民家が20戸に減少。高齢化や離農などで耕作放棄地が増加しており、棚田の維持が課題となっている。今年は少雨で水田補給水に苦労したが、田植えを終えた早苗の緑が美しく、参加者からは「心が癒される」といった言葉が聞かれた。


  今回も地区の江里口正美区長をはじめ、役員と一緒に耕作が行われていない約20枚の田んぼを草刈り機によって草刈りし、イノシシ防護柵のカズラ撤去を行った。


  昼食は公民館で地産地消の美味しい弁当を食べ、江里山地区の江里口区長からお礼の言葉をもらった。また、参加した全社員がボランティアの感想などについて、活発に意見交換を行った。


  江里山地区は9月23日に「ひがん花まつり」が予定されており、その前に2回目のボランティア活動を行う予定。


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