玄海町で清掃活動 /不法投棄ごみを撤去 /県産業資源循環協会青年部
2019年06月06日(木)
地域貢献
地域貢献
佐賀県産業資源循環協会青年部会(清瀬康貴部会長)は4日、不法投棄廃棄物一斉清掃ボランティアを玄海町田代地区の農道沿いで行った。九州ブロック産業廃棄物協会青年部が6月の環境月間に取り組んでいるCSR2プロジェクトの一環。不法投棄撲滅を目指し、県内各地で毎年実施しており、今回で29回目。
玄海町役場で開かれた出発式では、清瀬部会長が「この清掃活動に対する長年の実績が認められ、5月に佐賀県政功労賞を受賞した。本日もその受賞を糧に精いっぱいまちを綺麗にするため、安全第一で一緒に頑張りたい」とあいさつした。
玄海町の脇山伸太郎町長は「2017年に続き、玄海町での活動ということで非常に感謝している。各区長に監視してもらっているが、不法投棄は中々なくならない。皆さんの活動が実って不法投棄がなくなり、循環型社会が構築できるように行政も一生懸命頑張りたい」と述べた。
この日の活動には、青年部会員ら約35人が参加したほか、県循環型社会推進課、玄海町の職員も加わった。2班に分かれ、農道沿いの法面約250㍍区間に投棄された生活ごみや事業系ごみを撤去。プラスチックの農業用コンテナ、肥料袋、家電、腐敗した家具、車のタイヤ、缶、ビン、塩ビ管、ポリ容器などの廃棄物を回収した。
この日、回収されたゴミは4㌧トラック2台、2㌧トラック5台の計7台分となり、総重量は1530㌔(可燃ごみ880㌔、不燃ごみ460㌔、粗大ごみ190㌔)だった。これらのごみは唐津市清掃センターに搬入し、適正に分別処理した。 同青年部では不法投棄を撲滅するため、佐賀県内の小学生を対象とした環境学習も行っており、6年目となる今年は唐津市の長浜小学校、佐賀市の鍋島小学校で実施する予定。