地域貢献

遊泳場で清掃と整備 /鳥栖工業高校土木科3年

2019年05月28日(火)

地域貢献

地域貢献

▲指導を受けながら取り組んだ

SCO20190528-09-2

 県立鳥栖工業高等学校土木科3年生の9人が、鳥栖市牛原町にある四阿屋遊泳場で清掃と整備に取り組んだ。河川管理者である県東部土木事務所と、同地の環境保全を行う市民活動団体四阿屋会が協力。河道の流石などを取り除き、石積み施工して休憩などに使えるスペースを造った。


  課題研究授業として、専門高校で身に付けた土木の知識や技術を生かした地域貢献を目的に行ったもの。23日までに、事前準備を含めて合計6回をかけて実施した。


  同遊泳場は、夏場には県内外より約3万人が訪れる涼スポット。作業前は、2017年の九州北部豪雨時などの河川の増水で流されてきた流石や流木、砂が河道に堆積していた。


  高校生たちは現地で事前測量を行い河道脇の石積み位置を決め、撤去した流石を30㌢ほどの高さに積み上げた。その後、堆積砂ですき間や表面を埋め戻し、休憩や保護者の見守りなどに使えるスペースを整備した。


  流木や流石の除去は、四阿会会員と県東部土木事務所職員らの指導を受けながら手作業で取り組んだ。参加した生徒の樋口翔太さんは「石などを運ぶのがきつかったですが、少しずつ完成していくのは達成感がありました。学校ではできない貴重な経験、良い思い出になりました」と話した。 


TOP